2021.03

令和3年3月18日(木) 「国立劇場、歌舞伎、時今也桔梗旗揚を見る」

今月の国立劇場は、菊之助、初役の「時今也桔梗旗揚」である。美形の菊之助が明智光秀を演じると聞いて、実悪という敵役をどう演じるのか楽しみに見た。菊之助の父は、世話物が得意な菊五郎であり、義理の父は、時代物の第一人者の吉右衛門で、今回は岳父の吉右衛門から教えてもらうという事だと思った...

令和3年3月16日(火) 「歌舞伎座3部を見る。楼門五三桐。雪、鐘ヶ岬」

歌舞伎座三部を見る。吉右衛門の楼門五三桐と玉三郎の舞踊で、雪と鐘ヶ岬の2本。体力的に衰えが見えてきている吉右衛門を、わずか20数分の楼門五三桐で主役を演じさせるのは、一体どこに狙いがあるのだろう。と言うのも、吉右衛門の石川五右衛門は、演じれば素晴らしいのは分かり切っているのだが、...

令和3年3月5日(木) 「歌舞伎座1部。猿若江戸の初櫓、戻り駕籠色相肩の舞踊2本」

歌舞伎座の1部を見る。猿若江戸の初櫓と、戻り駕籠色相肩の舞踊2本立てだった。正直に言って、私の心を動かすものではなかった。私は、踊りに関しては、全くの素人で、踊りのどこがおもしろいのか、見所はどこか、私は全く分からない。だからか、舞踊の二本立て公演は、頷けない。何故踊り二本で、公...

令和3年3月4日(木) 「歌舞伎座、三月大歌舞伎、二部。熊谷陣屋と、雪暮夜入谷畦道、直侍」

今日が初日だった。仁左衛門の熊谷陣屋は、去年南座の顔見世でかかったから、安定した芝居が期待できるし、直侍は菊五郎の当たり役で、三千歳が時蔵、弥陀六が歌六、丈賀は東蔵なので、いつもの人がいつもの役を演じるので、初日でも、全く問題がないと踏んでの初日観劇だった。さすがベテランの役者...