2016.01

2016年1月29日(金)『シアターコクーンの猿之助、元禄港歌』

 元禄港歌は、狐の親子の伝説である葛の葉の子別れを下敷きにして、数奇な運命に操られた廻船問屋一家と盲目の女芸人一座を巡る恋愛悲劇であり、親子の愛情と情念の物語である。播州赤穂の港町が舞台。一代で播州一の廻船問屋に育てた養子平兵衛とお浜夫婦には、子供が二人いて、長男信助は江戸の支店...

2016年1月26日(火)『浅草歌舞伎夜の部、毛抜き、四の切』

巳之助の毛抜き、松也の四の切の二演目。本当は、もっと前に見るはずだったが、風邪で行けず、とうとう千秋楽の観劇となった。お決まりの、お年玉挨拶は、松也で、ラッキー、白塗りの顔は、目元涼しく、まさに二枚目、ただふっくらし過ぎであるので、心配になる。すっきりした江戸前の二枚目は、太って...

2016年1月4日(月)『歌舞伎座夜の部、猩々、二条城の清正、吉田屋、雪暮夜入谷畔道』

 歌舞伎三連発の今日は、歌舞伎座の夜の部に行った。昨日は、浅草で、学芸会レベルの歌舞伎を見たので、今日は、玉三郎の吉田屋が楽しみである。 夜の部は、最初が、猩々(しょうじょう)、長唄舞踊である。私は、踊りは詳しく知らないが、中国の揚子江の水の中に住む幻獣、猩々が、酒に酔って、ほろ...

2016年1月2日(土)『歌舞伎座初芝居 昼の部、廓三番叟、義経千本桜の鳥居前、梶原平三誉石切,茨木』

 初芝居に行く習慣がいつ頃からできたのか、定かではないが、昭和の終わり頃からであろう。年の初めの、歌舞伎見物、私にとっては、楽しい、一年最初の暇潰しである。今年も歌舞伎座の初芝居に行った。昼の部を観て帰ったところだ。毎年、毎年、歌舞伎座の新年の飾りは、割と地味だが、今年も、正面に...

2016年1月2日(土)『歌舞伎座初芝居 昼の部、廓三番叟、義経千本桜の鳥居前、梶原平三誉石切,茨木』

 初芝居に行く習慣がいつ頃からできたのか、定かではないが、昭和の終わり頃からであろう。年の初めの、歌舞伎見物、私にとっては、楽しい、一年最初の暇潰しである。今年も歌舞伎座の初芝居に行った。昼の部を観て帰ったところだ。毎年、毎年、歌舞伎座の新年の飾りは、割と地味だが、今年も、正面に...