2016.04

2016年4月25日(月)『明治座花形歌舞伎夜の部。浮かれ心中、二人椀久』

 明治座の四月花形歌舞伎の夜の部を見た。前日の電話したら、たまたま3階A席が一席空いていて、五千円で見ることができた。ただこの時の電話で、担当者が、『席の前に、棒とか柱があり、邪魔になって、少し見ずらいですが、いいですか?』と言うので、何のことか分からず、一枚しか残券がないので、...

2016年4月20日(水)『歌舞伎座四月昼の部。松寿操り三番叟、松寿操り三番叟、身替座禅』

 歌舞伎座四月大歌舞伎、昼の部をみた。最初は、染五郎の「松寿操り三番叟」、後見は松也。後見が、糸操りの三番叟の人形を取り出し、染五郎が人形となって、人形振りで、三番叟を踊るという趣向。染五郎が、軽快に、時にはコミカルに踊って、愉しい一幕になった。時には糸が縺れて、松也は、切れた糸...

2016年4月9日(土)『歌舞伎座四月夜の部。彦山権現誓助刀、幻想神空海』

 歌舞伎座の4月、夜の部は、仁左衛門の、彦山権現誓助刀と染五郎の新作歌舞伎、幻想神空海である。 仁左衛門の毛谷村は、何回も見て定評のある所だ。親子の情に厚く、情に厚いゆえに人が良くて騙されてしまう六助を、今回も、好演していた。見るからに人のよさそうな所を見せるのが、仁左衛門の腕だ...