10月18日(金)『平均寿命と平均余命と健康寿命』

男の平均寿命が、2018年の統計では、男性81、25歳、女性は87,32歳に延びた。男性は6年連続、女性は7年連続で伸びたのだそうだ。私が生まれた昭和26年の平均寿命は59歳、昭和40年が67歳だから、昭和40年だと、68歳の私は、平均寿命以上に生きた事になる。子供の頃に、近所のお年寄りが亡くなっても、60歳台なら、早死にとは、誰も言わなかったものだ。今は60歳台で死ねば、まさに早死にである。とはいっても、新聞の朝刊の死亡欄の記事には、60歳台で亡くなる人は大勢いるので、70歳近くになれば、いつ持っていかれるか分からず,それなりに覚悟が必要になるだろう。注意しないといけないのは、平均寿命とは、あくまで2018年に生まれた赤ちゃんが平均で生きる年数なので、単純に、68歳の私が、81歳が寿命であると考えるのは、無理なようだ。

そこで、68歳の私が、何歳迄平均で生きられるか、平均余命と言う物がある。70歳だと、男は15,73歳、女は20,03歳となっているから、私の年齢だと、後17年の平均的な余命となる。平均寿命より長いので、これは嬉しい。

同じような言葉に、健康寿命という概念もある。健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間、と定義づけられている。男性では、71,19歳、女性は74,21歳である。平均寿命、平均余命に比べて、いきなり数字が低くなり、私は68歳だから、後3年しかない事になる。後数年どころか3年で、自分の身体を、健康に、思い切り使える時期は、終わってしまう可能性が高い。正直に言って、焦りもある。残り少ない健康寿命を精一杯使い切るためにも、筋トレを頑張ろう。頑張れば、自分の健康寿命を、平均より長くできるかもしれない。筋トレを頑張って、この可能性に掛けてみようと思う。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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