2月9日(土) 『温泉でマッチョな体を見せびらかせる』
温泉好きな私は、一週間に一度のペースで、巣鴨にある東京染井温泉さくらの湯に行き、筋トレの疲れを癒している。桜温泉は、東京スイミングスクールの施設の中にある天然温泉で、泉質は含ヨウ素‐ナトリウム塩化物強塩泉で、筋肉痛、関節痛に効くと効能書きにあるので、筋肉痛を癒すのには最適である。ぬるめの室内温泉、露天風呂、サウナ、水風呂、泡風呂、有料だが岩盤浴もできる。マッサージやあかすり、横になれるスペース、暗い仮眠室、食事スペースもあるので、行けば、二、三時間は十分楽しめる。
年寄りが皆温泉好きかどうかは分からないが、私はサラリーマン時代、松山に転勤した事が縁で、大の温泉ファンとなった。道後温泉本館迄歩いて3分と至近距離にあるアパートを借りる事が出来たので、毎日通勤前の朝風呂、就寝前の夜風呂を、毎日欠かさない習慣が生まれた。アパートの風呂は、結局一度も使わなかった程だ。
定年後は、タイのリゾート地に移り住んで、リタイヤ生活をするのもいいと考えていたが、50歳近くで、温泉三昧の生活をするようになって、言葉の通じない外国よりは、定年後は、温泉地の近くに移り住んで温泉ライフを満喫する方がいいと考えるようになった。
だが実際に定年になって考えてみると、私の趣味は、お祭りで御神輿を担いだり、歌舞伎やオペラを見たり、茶道をする事なので、地方の温泉地に移住すると、これらの趣味がままならなくなる。それにNHKでアルバイトする事になったので、東京を離れる訳にも行かない。そんな状況下で見つけたのが、巣鴨のさくらの湯だった。目黒からなら山手線で27分で行ける。駅から無料のバスも出ているので便利である。東京に住んで、温泉ライフを楽しめる事になった。毎日行く事は出来ないが、週一なら十分だろう。筋トレで酷使した身体を、お手軽に休めさせることができる。午前中なら温泉はがらがらだ。筋トレを頑張っている高齢者の皆さん、温泉通いは、是非お勧めですよ。
温泉には、中高年だけでなく、若い方々も来るが、ジムで見るようなマッチョな方は、ほとんど見かけない。若いのに、崩れた身体の人ばかりだ。筋肉らしい筋肉を身につけた人はめったに見ない。そう考えると、ジムで見る筋肉隆々としたマッチョな青年は、ジム内では多数派であっても、温泉では極めて少数派で、貴重な存在であることが分かる。勿論、中高年は、ほとんど腹が出たり、尻の肉が垂れて、体の線が崩れている人がほとんどだ。筋トレ効果が出ている中高年もいないので、筋トレ効果が少し出ている私は、ちょっと自慢しながら湯船につかっている。
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