2月1日(金)『腹筋考その2。三段腹はシックスパックに至る過程である』

一昨年の7月31日にNHKを完全に退職して、8月から毎日ジムに通える環境が整い、心の中では、夢のボディビルダー生活が始まったと喜んでいる。

去年、生まれて初めて、東京オープンボディビル大会60代の部に出場して、4位に入賞した。68キロから58キロまで体重を落とし、減量は頑張ったつもりだったが、腹周りの脂肪は結局落とせず、シックスパックどころか、力むと、ようやく腹筋の姿が、チラッと見える程度で終わってしまった。これでは優勝できっこないと、がっかりした。

今年は、55キロまで体重を落とし、腹の腹筋をカットしたいと思って、減量に励んでいる。早目に減量をはじめ、11月1日には66,1キロあったが、12月始めに63キロ台になり、1月の終わりには、61キロを切る日も出るように、順調に減量が進んでいる。

66キロの時の腹の状態はといえば、突き出た太鼓腹とは言わないが、低い山のような腹で、脂肪の中に腹筋は囲い込まれて、力んでも、腹筋は姿を見せなかった。それでも大会に向けて減量をしていると、なだらかに丸く、窪みのなかった腹が、三段に分かれてきた。いわゆる三段腹である。更に減量を進めると、三段に区切られた、腹のたるんだぜい肉の厚みが、少しづつ薄くなってくるのを感じる。脂肪を摘んだ際の、指の感覚でその薄さが分かるのだ。

今体重が62キロ前後を推移している。筋トレの後、サウナに入って腹を見ると、三段腹に分かれた脂肪の塊が、それぞれの一段が二つに分かれて、合計六段になっているのを見つけた。三段腹から六段腹になったのである。去年58キロまで痩せた時には、そう言えば、十一段腹になった事を思い出した。減量が進むうちに、腹の脂肪が減り、三段が六段になり、やがて細分化して十一段になり、段が増えるに連れ、一段づつの脂肪が薄くなり、下に隠れていた腹筋が見えて来るのだ。でも去年は58キロまで痩せても、十一段の皺のようになった脂肪が残り、その下にあるはずの腹筋は、クリアに見えてこなかった。今年は55キロを目標に痩せて、何とか腹の脂肪の下にあるはずのシックスパックの腹筋を見たいものだ。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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