1月27日(日) 『パーソナルトレーナーの役割その1、顧客に怪我をさせないこと』
パーソナルトレーナーを伊勢龍顕さんにお願いして、一年以上が経った。大胸筋に厚みができて、形が良くなり、女性ではないが、巨乳と言われるようになってきた。私の肩は生来、撫肩で、和服は良く似合うのだが、タンクトップを着ると、紐の部分が肩から滑り落ちて、いかにも格好が悪く、タンクトップは着られなかった。それが、この一年で、肩の三角筋を集中的に鍛えたお蔭で、三角筋が瘤のように多少大きくなり、紐が三角筋に止められて、ずり落ちなくなった。お蔭で、ジムでトレーニングする時に、いつもタンクトップでトレーニングしている。
伊勢さんのパーソナルの特色は、年齢に応じて、筋トレの方法を変えることである。伊勢さん自身は、高重量で筋肉をでかくしている。自分の経験からか、若い人には、かなりの高重量で筋トレさせているが、私のような高齢者には、怪我の心配から、高重量で鍛えることは避けて、軽い重量で、筋肉に効かせる方法を教えている。ベンチプレスで例えれば、高重量を上げられるようにするため、ブリッジをかけ、脚を踏ん張り、徐々に重量を上げていく方法はとらない。その代わり、ベンチ台の脚を載せ、大胸筋を意識して、軽重量ながら、爆発的にバーを上げ、極めてゆっくりバーを落とし、大胸筋を単独で刺激する事を要求する。ピンポイントで、大胸筋に効かせるように指導している。
私のベンチプレスの記録は112,5キロだが、この一年70キロより重い重量でトレーニングすることはなかった。脚で踏ん張り、肩や腕の力を伴い高重量を上げるのではなく、脚をベンチの上にあげて、多少ブリッジを掛けるが、大胸筋を意識して、大胸筋の力で、バーを上げ下げするように指導されている。バーを上げて行き、ゆっくり落ろしていく。バーを下す位置は、乳首の辺りと決めて行なっている。ストレッチを意識して、動作を極めてゆっくりと行うと、40キロ15回で、十分に大胸筋に効かせることが出来る。それでも、大胸筋が厚くなり、形も良くなってきた。筋肉に効かせるのは高重量だけではないと言う事を学ばせてもらったが、何で軽い重量で大胸筋に効かせることが出来るのか、半信半疑だったが、実際に、大胸筋はでかくなった。不思議なことだ。
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