1月9日(水) 『サウナの体内時計発見』

世の中には、あって当たり前、ないと困るものがある。サウナの時計は、その代表的な物だ。時計がないとサウナに何分入っているのか分からなくなるので大変困る。私は、筋トレが趣味で、毎日のようにジムに行くが、筋トレの後には、必ずサウナに入るので、時計は必需品だ。

年末から年始にかけて、原宿ゴールドジムのサウナの時計が故障し、時間が計れなくなった。砂時計がサウナに置かれたが、一日で撤去されてしまった。さて困った。サウナに何分入っているか分からなくなってしまったからだ。サウナだから,勿論汗を搔かないと出る事はしないが、汗を掻きすぎても困る。そのまま気を失って倒れでもしたら大変だ。そこで、うっすら汗が滲んできたら、出る事にした。どの位時間が経ったのか、ロッカールームの時計を見ると、まだ4分も経っていない。再びサウナに入るのも面倒で、シャワーで汗を流してお仕舞にした。いつものようにさっぱりとした気持ちにならなかった。

時計の修理がなかなか出来ず、いつの間に年を越し、正月も7日を過ぎてしまった。昨日8日、サウナに入ると、ようやく時計が修理され、当たり前に動いていた。

そこで、今度時計が故障した時のために、時計に頼らず、どの位の汗が出たら、何分過ぎたのか、目を瞑って計ってみた。これまで目を閉じたままサウナに入った事がないので、熱くなると目を開けたくなるが、そこはじっと我慢をした。次第に体の表面の皮膚が熱くなり、肌は最初、からからに乾くが、暫くするとうっすらと汗が出て来て、体全体が濡れる感じになってくる。そのまま目を開けずにじっと待って,背中の汗の粒が次第に大きくなり、背中に汗が流れて来るのを待って、時計を見ると6分過ぎていた。再び目を瞑り、今度は腕に汗が、何本も同時に流れる状態になったので、時計を見たら8分が経過していた。人により汗の出方は違うだろうが、100度のサウナで、私の場合、背中に汗が流れてきたら6分経過、腕に汗が流れだしたら8分になると見当がついた。

今日、もう一度、サウナに入り、目を瞑り確かめてみた。背中に汗が流れ出して時計を見ると、6分17秒、腕に汗が流れ出し、時計を見ると7分50秒だった。サウナでの体内時計機能を一つ発見した思いがした。もうこれで、何時サウナの時計が故障しても大丈夫だ。でも故障したらすぐに修理してください。ゴールドジム様

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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