2017.02

2017年2月16日(木)『歌舞伎座2月昼の部、猿若江戸の初櫓、大商蛭子島、四千両小判梅葉、扇獅子』

 二月の歌舞伎座は、『猿若祭二月大歌舞伎』と銘打っての興業で、勘九郎の二人の子息が、初舞台を踏むのが、最大の話題である。ただ、昼の部には、勘九郎の二人の子供は登場しなかった。最初は、「猿若江戸の初櫓」、中村屋の歌舞伎における、歴史を振り返る舞踊である。勘九郎が、コミカルに踊ってい...

2017年2月8日(水)『国立劇場開場50周年記念文楽公演、平家女護島を見る』

 国立小劇場で、文楽、平家女護島 (へいけにょごのしま)を見た。歌舞伎では、俊寛で知られた演目である。私は、文楽でも歌舞伎でも、通しで見たことはないが、今回、歌舞伎と、文楽が、どう違うか、注目して観に行った。 今回は、六波羅の段が出た。鹿ケ谷の陰謀が露見し、俊寛はすでに、喜界が島...

2017年2月4日(土)『猿若祭二月大歌舞伎、勘太郎の二人の息子が初舞台を踏む、門出二人桃太郎、絵本太閤記、梅ごよみ』

 歌舞伎座の2月興行は、猿若祭で、中村勘九郎の二人の息子が、初舞台を踏むというのが、最大の売り物である。兄が勘太郎を三代目として継ぎ、弟が中村長三郎を二代目として襲名し、初舞台を踏んだ。勘九郎の二人の息子が、お父さんの勘三郎、お爺さんの勘三郎も演じた、桃太郎を演じた。演目は、「門...