2015.12

2015年12月23日(水)『歌舞伎座12月、昼の部、十種香、赤い陣羽織、関扉』

昼の部は、十種香、七之助の八重垣姫、初演の時も観たが、その時よりも、情が出てきたが、それでも、淡白な味の七之助には、まだ勝頼への、情愛が薄い。切腹して死んだ、勝頼が、すぐ横にいるのに、よそよそしい。演技が一通りなのだろう。こってりとした情愛に溢れた雀右衛門が懐かしい。児太郎初役の...

2015年12月23日(水)『歌舞伎座12月、夜の部、妹背山女庭訓、』

夜の部は、妹背山女庭訓の四段目、杉酒屋、道行、御殿というもの。杉酒屋は、初めて観た.いつもは、場違いの、御殿でいたぶられるだけのお三輪の生活空間がよくわかった。酒屋という庶民の生活の中にいて、七之助のお三輪は、隣家に住む采女に、普通に恋していたのだ。隣家に住む、ハンサムな采女が、...

2015年12月23日(水)『歌舞伎座12月、昼の部、十種香、赤い陣羽織、重戀雪関扉』

昼の部は、十種香、七之助の八重垣姫、初演の時も観たが、その時よりも、情が出てきたが、それでも、淡白な味の七之助には、まだ勝頼への、情愛が薄い。切腹して死んだ、勝頼が、すぐ横にいるのに、よそよそしい。演技が一通りなのだろう。こってりとした情愛に溢れた雀右衛門が懐かしい。児太郎初役の...

2015年12月23日(水)『歌舞伎座12月、夜の部、妹背山女庭訓。お三輪玉三郎』

夜の部は、妹背山女庭訓の四段目、杉酒屋、道行、御殿というもの。杉酒屋は、初めて観た.いつもは、場違いの、御殿でいたぶられるだけのお三輪の生活空間がよくわかった。酒屋という庶民の生活の中にいて、七之助のお三輪は、隣家に住む采女に、普通に恋していたのだ。隣家に住む、ハンサムな采女が、...

2015年12月22日(火)『国立劇場の四谷怪談、幸四郎伊右衛門、染五郎のお岩』

国立劇場の四谷怪談を観に行く。冬に怪談噺とは、妙だと思ったが、仮名手本忠臣蔵と、表裏の関係で、初演の頃は、忠臣蔵の前半と、四谷怪談の前半を同じ日に演じ、翌日、忠臣蔵の後半と、四谷怪談の後半を見せたということでもあり、冬でも観にいったのである。伊右衛門を幸四郎。お岩を染五郎の親子が...

2015年12月6日(日)『新国立劇場 ファルスタッフ』

新国立劇場で、ベルディのファルスタッフを観た。ベルディの最後のオペラで、珍しい喜劇だ。デブの老騎士が、金目当てに、裕福な夫人、アリーチェとメグの二人に、全く同じ内容のラブレターを書くところから、物語は進展する。裕福な夫人をうまく誘い、金目当てで、付き合おうという算段だ。アリーチェ...