4月23日(木)「放送業務者もコロナウイルスの感染リスクは高い」

医師、看護師喉の医療関係者、そして保健所の職員の皆さんのように、コロナウイルスの最前線で戦っている人達がいる。消防、警察、自衛隊、スーパーのレジで働いている人、バスやタクシーの運転手、宅配のドライバーのように、コロナウイルス流行の中でも、世の中のために働き、自分の家に閉じ籠れない人もたくさんいる。コロナ禍、私達の為に頑張って働いてくれている人達のためにも、私達は、コロナウイルスに罹らないように自己規制するのは当たり前で、コロナウイルスを人にうつす行為は絶対にしてはいけない事だと思う。

メディアで仕事をしている人達も、取材先、作業現場、スタジオなどで、三密状態は避けられず、コロナウイルスに感染する可能性は十分にある。私は、最前線とは言わないが、後方部隊として、定年後もラジオでニュースを読む仕事を続けている。テレビ朝日のアナウンサーがコロナウイルスに感染したと大きく報道されたが、民放も、NHKも、放送局内は、いわゆる三密状態なので、コロナウイルスに感染する可能性は高いのだ。ニュースデスクとは隣同士だし、スタジオでニュースを読む際にも、すぐ隣りにデスクは座る。ラジオ番組では、スタジオ内で複数が働いているし、副調整室も過密状態だ。すでにNHK内部でも、コロナウイルス感染者が出ている。でも誰かがニュースを読まないといけないし、番組を作らないといけない。私も、ニュースリード担当日には、放送を出す責任があるので出局し、仕事をする。ただ家に閉じこもってコロナ禍をやり過ごせばいいという状況下にはないが、これも社会的責任を果たすためには仕方がないと思っている。。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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