4月23日(木)「家にいるという事は自分の命を守り、よそ様の命を守る事

3月29日に志村けんさんがコロナウイルスで亡くなった。もう一か月近くになるが、コロナウイルス蔓延の中、「命を守ろう」と、メディアを通じて叫ばれている。私も、今の状況では、ワクチンはなく、特効薬もなく、特に老人はコロナウイルスに罹ると、いきなり重篤になり、命も取られかねないので、自分の命を守る事を第一に考え、毎日を過ごしている。勿論、私だけでなく、家族の命を守ることを、最優先にして行動するのは当然である。都や政府の指示で、不要不急の外出を避けるように言われているので、仕事に行く時は別にして、早朝の散歩以外は、もう二週間、じっと家で過ごしている。

コロナウイルスは、人に接触することで感染すると言われている。と言うことは自分がコロナウイルスを持っていれば、相手に移す可能性もあるということだ。ただコロナウイルスに罹ったとしても、発病する人もいれば、発症しない人もいるというのが、厄介だ。コロナウイルスの保菌者でも、自分では罹っているという認識がないので、普通に行動する人もいる。無意識に、加害者になることも十分に考えられるのである。外に出て、他人が触ったドアノブや、エレベーターの行き先を押すボタン、階段の手すりにもコロナウイルスが付着し、何時間も生きているという。こう考えると、家に滞在するということは、コロナウイルスに感染しないだけでなく、人に感染させないためでもあるのだ。口と鼻にはマスク、散歩の時には、必ず殺菌剤で手を消毒し、石鹸で30秒洗う習慣がすっかり身に付いた。後悔先に立たず、やれる防御は全部しておこうと思う。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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