3月14日(土)大会まで後50日

 5月3日の東京オープンボディビル大会まで、後50日になった。減量も行なっていて、まさに臨戦態勢である。今年からダブルエントリーが可能になり、60歳以上級だけでなく、55キロ級にも出場したいと思っている。選手登録も終え、本来ならまっしぐらに大会に進んで行くところだが、今年はコロナウイルス問題で、世間は大変なことになっていて、大会に夢中になれないのは、辛いことだ。コロナウイエウスは、単なる新しい病気ではなく、死者の数が大変多く、中国から始まったコロナウイルスは、今では、韓国、日本に広まるだけで終らず、世界各地に広がっていて、感染は収まるどころか進む一方で、経済的にも、株価が大きく安くなるなど、大きな影響を与えている。

 コロナウイルスの影響は、スポーツの世界にも拡大していて、大相撲3月場所が無観客で行なわれているし、選抜高校野球大会は、中止に追い込まれ、高校の各種選抜スポーツ大会も、すべて中止になっている。プロ野球もオープン戦が無観客だし、開幕は延ばされる予定だ。5月3日に開催される東京オープンボディビル大会も、今のところ、無観客で大会を行なうか、観客の数を大きく制限して行なわれると言うことだが、最終的に判断すると言う4月9日の理事会で、中止と発表になる可能性も大きいので、まだ予断を許さない状況だ。

大会を目指している私には、中止になると、大きなショックであるが、覚悟はしておいたほうがいいと思う。

 筋トレをするスポーツクラブも営業を休止しているところが出ているし、私が通うゴールドジムも、何時感染者が出て、営業を停止するかわからない。非常に微妙な状況の中で、取りあえずは、大会があると想定して、筋トレと、減量に励まないといけないので、非常に辛いところだ。

 筋トレの方は、大会に出場する事を前提にして、週に一度のパーソナルをこの一年欠かさず受けてきたし、定年後時間のゆとりが大きくなったので、毎日コンスタントに、充実した筋トレができた。自分なりに、集中して、筋トレを行なってきたと、振り返ることが出来る。ただ正直に言って、筋肉の成長に大きな効果があったかどうかは微妙で、若い人ほど、急激な成長はなかった。とはいえ、一年の継続した筋トレの効果は、ところどころに感じ、少しは成長したことを実感できた。68歳の年令を考えると、筋トレで、大きく筋肉を成長させる事は難しい。そこで、必要な部分の筋肉を少しでも成長させ、筋肉の上に付いている余分な脂肪を落として、筋肉の姿をはっきりとさせる、いわゆるカットの良い状態にすることが重点になった思う。筋肉を大きくつけるのではなく、必要な部分の筋肉を強化して育て、余分な脂肪を取り除いて、より格好にいい体に、ボディメイクしようというのである。こうした観点で見ていくと、三角筋が育ち、腕を横から見たときに、上腕三頭筋と三角筋が明確に分離して、それぞれが盛り上ってきた。三角筋を正面からみても、肩が去年以上に盛り上ってきた。これは肩のトレーニングの68歳としての成果であろう。若い人のような大きく広がった肩にはならないが、確かな進歩があったと思う。

 今、体重は、58キロ台になっているが、脚の筋肉のカットは、去年以上にはっきりと見えている。去年は、体重が55キロに近くなってようやく縫工筋が常に見せられるようになったが、今では、いつでも縫工筋がみせられるようになった。さらに、大胸筋の後ろに、後背筋が見えるようになったのも嬉しいことである。この半年、背中の上部を鍛え続けた事が成果を上げたものだ。背中は見えないので、これまで様々な種目を、高重量で行なってきたが、このところ、背中の筋肉を大きく動かして鍛える事を覚えた。引きつけた時に、広背筋を寄せる技術を学んだのである。懸垂は、従来、3回位しかできなかったが、今では、10回4セットできるようになった。両手で懸垂のバーにぶら下がると、大胸筋の横に、丸い広背筋が見え、身体を上下させると、その丸い広背筋が更に大きくなるのは、嬉しいことだし、10回連続して身体を持ち上げることが出来るなんて、夢のようだ。それだけ広背筋が強化された証拠であるので嬉しい。こんな事は、若い人は気が付かないでどんどんと筋肉が成長していくのだろうが、68歳の私には、一つ一つの小さな前進が、たとえ小さな一歩であろうと、視覚で確認できるのは、極めて嬉しいのである。

大会まで50日を切り、この後は、体重を55キロにすることを目標に減量を進めたい。去年は、大会前日に、54,7キロに出来たが、今年は、3月終わりに55キロ台に持っていきたいと思う。今年から60歳以上級だけではなく、体重別にも参加可能となり、ダブルエントリーができるようになったので、私は55キロ級にも出場したいと思っている。参加するには、55キロまで体重を落さないといけないのである。減量がんばろう。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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