1月27日(月)『大相撲初場所、幕尻德勝龍が33歳初優勝』
大相撲初場所は、幕内十七枚目、いわゆる幕尻の德勝龍が、14勝1敗で優勝した。千秋楽結びの一番で、普通なら絶対当たらない大関貴景勝との対戦が組まれ、立ち上がりから積極的に攻め、左四つに組みとめると、貴景勝を寄り切りで破り、大関相手に鑑賞して、優勝賜杯を受け取った。
私は、正直言って、初場所の後半戦に入るまで、德勝龍の名前も知らないし、顔も知らなかった。終盤に、優勝争いの名前に、德勝龍、正代の名が取りざたされて、ようやく四股名の存在に気がついたのだ。身長186センチ、体重200キロ、太鼓腹の堂々としたからだを持っているお相撲さんだった。人気小型力士、炎鵬の活躍ばかりに注目していて、全くノーマークだった。
優勝インタビューで、開口一番、私みたいなのが優勝していいんですかね、と話して場内を笑わせ、NHKの小林アナウンサーが、優勝意識しましたか?と聞くと、意識はしません。といった後、急に、めちゃくちゃ意識しましたと話して、場内を更に笑わせた。奈良出身、大阪文化圏の、人を和やかに笑わせる楽しい人柄が浮かんだ。33歳だから、この先、大関、横綱を目指すわけではないが、大暴れして、優勝を契機に、大相撲に名前を残す力士になってほしいと思う。
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