11月14日(木)『筋トレ効果は、年齢を重ねるとはっきりとする』

筋トレを、50年の間、長く続けてきた。筋トレを開始したのは、高校生の時で、16歳か17歳の時だ。NHKに入ってからも細々とだが、筋トレを続けて来た。アナウンサーの仕事は激務なので、定期的にはジムに通えなかったが、65歳の定年からは、時間が豊富になり、週に6度は、ジムに行けるようになった。一昨年の12月からは、パーソナルトレーナーをつけて、かなり本気になり、筋トレを始めた。去年東京オープンボディビル大会に出場し、60歳の部で4位入賞、今年は5位入賞だった。結構筋肉質になって、68歳で今の身体なら、十分満足である。

仕事面、生活面で筋トレ効果は絶大である。アナウンサーは、年齢に応じて若さを要求される、ベテランでも、若く見えないと仕事はない。テレビ映りも、大胸筋と広背筋があれば、腰は曲がっておらず、背筋が伸びて、矍鑠として見える。見映えはアナウンサーにとっては、重要である。67歳迄、テレビの現場で、仕事が出来たのは、筋トレで、若さを保ったことが大きい。68歳の今、現役時代程忙しくはないが、週に一度の泊まり勤務が苦にならないのは、筋トレ効果だと思う。

筋トレを続ける事で、生活面でも、あらゆることに、老化を感じずに過ごせるのは、嬉しい事だ。趣味に、没頭できるのは、筋トレで培った体力の充実によるものだ。茶道は立ったり座ったりが激しいが、筋トレ効果で苦にならない。学生時代からの趣味である御神輿担ぎも、若い人に負けないで担ぐ事が出来る。重いハーレーも苦にせず扱える。もちろん老化は着実に進んでいるだろうが、そこを意識せず生活できるのが嬉しい。精神的に落ち込む事はなく、行動が、マイナス方向に進まず、アクティブに進められるのもありがたい事だ。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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