4月11日(木) 『背中を鍛えた』 体重57,80キロ 大会まで23日

午前中にジムに行き、背中を鍛えた。大学の後輩、池野君に会う。日焼けマシンで焼く。

ストレートバーラットプルダウン 口から顎にかけて引いてくる。引く時には、肘で引き、肘と肘がつく感じで、引くこと。伸ばす時には、完全に伸ばし切ること。上背に効いているか確認しながら行う。

27,5キロ 10回

32キロ 10回

41キロ 10回

50キロ 10回

50キロ 8回

45,5キロ 10回

45,5キロ 10回

10番のアタッチメントでラットプルダウンビハインドネック、頭の後ろに引く

脚を深く入れ、尻を下げて、前傾姿勢を保ち、脚は閉じて、首の後ろに引く。

22,5キロ 10回

32キロ 10回

36キロ 10回

41キロ 10回

41キロ 10回

45,5キロ 10回

ストライブプルダウン 後ろ向きに座る。尻を押し込んで座り、前傾姿勢を保ち、黒ゴムぎりぎりを掴み、引く。2に合わせる。

22,7キロ 15回

31,7キロ 15回

40,8キロ 10回

49,9キロ 10回

22,7キロ 15回

13番つけてラットプルダウン 胸を張り、垂直に引く。身体は反らしてひく。

32キロ 15回

36キロ 15回

41キロ 10回

41キロ 10回

シーテッドロウ④番グリップ 一枚板を載せる。4番のグリップを付け、今回は普通に引いた。

36キロ 15回

41キロ 15回

45,5キロ 15回

50,5キロ 15回

バックエクステンション やらず

フリーモーションラットプル

13,6キロ 15回

18キロ 15回

27キロ 10回

36キロ 8回

ノーチラスアドミナルクランチ

10キロ 20回

20キロ 10回

30キロ 10回

高速歩き

20分 360キロカロリー消費 スピード6 角度20

オブリフレクサー やれず

脚を頭の上に上げる やれず

脚を前に伸ばす やれず

(決勝に残らないとフリーポージングはできない)

ボディビルの大会では、予選を通過し、決勝に残ると、その恩典なのか、大会にショウ的要素を加えるためか、各選手に一分間のフリーポージングの時間が与えられる。フリーポージングとは、自分の好みで選んだ曲に合わせて、振り付けも自分で組んだポーズを披露できる、というもので、決勝に残った選手に与えられた権利であり、特典である。鍛えた自分の体を、自分の思い通りのポーズで、観客に見せつける事が出来るので、選手にとっては、嬉しい特権である。順位の方が気になるが、フリーポージングの前に行われる、決勝のポージングで、事実上決まっているので、観客にとっても勿論、選手にとっても一番の御馳走である。

でも、予選を通過できないと、この御馳走にはありつけない。だから予選は、非常に厳しいセレクションの場なのである。去年の東京オープン60歳以上級には8人出場して、4人が決勝に残れた。今回は出場選手が11人で、決勝には6人が進める。決勝進出者は、2人増えて、嬉しいと思う所だが、世の中そう甘くない。11人の内、59歳が3人、60歳が2人、なんと5人が60歳になったばかりの人達なのだ。50代、現役バリバリの人が出場しては、勝ち目が薄い、決勝進出は、危ういとしか言えない。予選落ちの危機感を、かなり持たないといけないと思う。

ただ、老人には老人の逃げ道があり、決勝に残れなくても、去年より逞しい、筋肉質の身体になったと言う実感はあるので、大会の順位など、どうでもいいと言う、どこか達観している処もある。

大腿の縫工筋がいつでも見せられるようになったし、腹筋も上の2段は形が見えるし、真ん中を走る腹筋の縦のラインも目で見えるようになった。肩は盛り上がり、三角筋が丸みを帯びてきた。鏡の中の自分を見ると、去年より確かに逞しく、筋肉に溢れ、絞りも去年よりはるかにいい。確実に去年より、ビルダーの定型に近づいた感じがするのだ。67歳でも、去年よりはるかにいい身体となり、大会に臨み、それで敗れたなら、仕方がない。それは時の運と諦めよう。勝負の世界には、運も実力の内、と言う言葉があるように、実力があれば運も味方して勝たしてくれるだろう。まあそこまで尖がらなくても、運があれば勝ち、無ければ負けるだけだと考えれば気が楽だ。人生最高の身体を、67歳の今、持つことが出来たのだから、それで十分なのだ。

(フリーポージングの選曲)

フリーポージングは、選曲、振り付け自由なので、邦楽、洋楽、クラシック何でもOKで、時には演歌でポージングする人もいる。アップテンポな曲は躍動感があり、若さを感じさせるし、ゆったりとした曲調は、優雅さや、りりしさを強調できる。

テンポの速い曲だと、いっぺん振付が飛ぶと、演技が追い付かないし、リカバーの方法が見つからない恐れがあるので、私はスローテンポの曲を選んだ。

で、去年は、フランク・シントラのマイウェイを選んだ。ゆっくりとした曲だが、シナトラの情熱も感じ、何より、歌詞が気に入ったのだ。その歌詞を日本語に訳してみると、こんな内容だ。

「今、人生の終わりが近づいている。友よ、私が歩んできた道は、決して間違っていなかったと、これだけははっきり言える。あらゆる道を旅してきたし、何よりも信じたままに生きてきた。後悔も少しはある。でも改めてここでいう程の事じゃない。私は、なすべきことは成した。全てを見て来た。すべて慎重に計画を立てて、一つ一つの道を注意深く歩んできた。何よりも 信じたままに生きてきたんだ。確かにあなたも知っているように、自分ができる以上の事を抱え込んだ時もあった。しかし疑問に思った時は立ち止まり、引き返した。私は全てに堂々と立ち向かった、自分の信じるままにやってきた。時には、愛し、笑い、涙した事もあった。得た事も、失った事もある。そして今、涙が途切れ、すべてが楽しかったと気づいた。私のしてきた事を振り返ると、恥ずべきことはしなかった。私は信じたままに生きて来ただけだ。人はその人なりに何を得たのか、自分を偽るものは、自分の感じた事も、祈りの言葉も口にできない。私の人生の記録は、私が闘ってきた事を示している。そう自分の信じるままに生きて来た。そう、それが私の生き方なのだ。」

歌手として人生を過ごしたシナトラの、挫折もあったろうが、とてつもない自分の人生に対する自信を感じる。勿論悔悟の念もあったろうが、やりたい事を、やり切ったと言う強い自信と自負を感じるのだ。私も、シナトラと同じような気持ちを持っている。高校生時代からアナウンサーを目指し、念願かなってアナウンサーになり、自分の能力一杯に、やりたい事をやって来た。そしてアナウンサー生活も、65歳で定年を迎え、定年を超えて67歳まで、現役と一緒に、テレビの一線で仕事ができた。この4月からは、ラジオを中心に仕事をしているが、長いアナウンサー生活も、いよいよ終盤に向かっている。でも、今思うと、やりたい事を、満足が出来るまでやり切ったという思いが強い。その思いを、シナトラが歌ってくれている。だからこの曲を選曲したのだ。

(今年のフリーポーズは、イル・ディーボ版のマイウェイでやる)

フルーポージングの振り付けは、あまり経験がないので、去年は規定11ポーズを、通常の順番を変えて、適当にアレンジして行なった。規定ポーズ以外にも、気に入ったポーズはあったが、背伸びしても仕方がないし、高年齢の出場だから、規定ポーズを組み合わせて、無難に行ったのだ。ただ今年は大会出場が、二回目なので、ユーチューブで、各種大会のフリーポーズを見て、参考にしようと思った。たくさんん見た中で、2017年の東京クラス別大会のゲストポーザーに招かれた佐藤貴規選手が、マイウェイを使っていたので、注目した。フランクシナトラの曲ではない、別の人が歌っているものだった。誰のマイウェイなのか調べてみたら、イル・ディーボだと分った。

早速、CDを買い求め、聞いてみた。英語ではなく、スペイン語かポルトガル語である。英語なら何とか歌詞を聞き取れるが、何て歌っているのか、分からない。上っ面は綺麗な声だが、人生の満足感を感じながら、高揚感を高める感じではなかった。でもバックの音楽としては気にいったので、ポージング用に、1分間に収まるか確かめてみたが、前奏が長く、綺麗に切れる所までは、1分15秒もかかってしまう。そこで、前奏部分の一部をカットして短縮し、58秒に収めた。フランクシナトラ版は、57秒であり、1分以内なので、全く問題ない。自分の人生を振り返り、情熱高く歌い上げるシナトラか、美しく華麗に歌い継ぐイル・ディーボか、一応イル・ディーボを第一候補とするが、結論は、4月一杯かけて考えようと思う。

(フリーポーズの振り付けを考える)

ユーチューブで、色々なビルダーのフリーポージングの画像を見て、これまでのように、ただ規定ポーズを並べるのではなく、所々に規定ポーズ以外のポーズを組み込みながら、1分間の演技を組み立ててみた。音楽に合わないといけないので、マイウェイを聞きながら、紙に絵コンテを書いて、順番を決めて行く。決めたらその通りに、動けるのか確かめる。動きに無理があればやめて、ポーズをあれこれ考える。立ったままでは変化がないので、回転を入れてバックのポーズを見せたり、低く座り込んでのポーズも入れて、一応完成させた。でも、動きに滑らかさがなく、去年と同じように、規定ポーズを組み合わせた以上の物はできなかったように思う。

昨日、パーソナルで、小沼先生にポージングを見てもらった。小沼先生にフリーポージングを組み立てたので、見てくださいとお願いしたら、OKと言われたので、一連の流れを、先生を見てもらった。すると、いきなり「規定ポーズの繰り返しだけで面白くないと」、厳しく言われた。工夫が足りないという事である。一つのポーズから、次のポーズに移る時には、手を大きく回したり、手を握ったり、パーの形にしたり、変化を付けないと行けないこと。更に繋がりの悪い演技は、こんな演技を入れたらいいと、オリジナルのポーズを入れるアドバイスもあった。まだ完成途中だが、帰宅後に、順番を紙に書き直し、早速音楽をバックに演技したが、演技が上手く繋がり、無理がなくまとめられ、迫力と、メリハリ、更には美しさも加わり、自分の身体が格好良く見えて、笑ってしまった。20回ほど繰り返し、紙を見なくてもできるように、演技の順番を頭に叩き込んだ。後大会まで三週間、ブラッシュアップして、完成形に近づけて行こうと思う。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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