12月23日(日)『クリスマスプレゼントにはマッチョな体をください』

クリスマスに何かプレゼントするので、何がいい?と聞かれたら、即座に「マッチョな体」、と答える。魔法の世界ではないので、勿論笑いながら、半ば冗談で、その場を盛り上げて終わるだろうが、実は本音なのである。

自分がマッチョな身体になる事は、少年の時からの夢で、アナウンサーになって、忙しさにかまけて定期的にジムに通えなかったので、夢は挫折してしまった。青春の蹉跌?である。定年後、遅まきではあるが、65歳からジム通いを本格的に始め、週に6日はジムに通っている。マッチョになる夢を追っているのである。

もし、たちどころにマッチョになるサプリメントをプレゼントしてくれたら、すぐに飲んで、効果を期待するだろう。飲んだ瞬間に、見る見るうちに体がでかくなり、着ているものが破れ、その下からマッチョな腕や、胸、脚が顔を出したら、さぞ凄いだろうなと、笑ってしまう。色んな角度からポージング写真を取り、フリーポージングの一つ位は、録画したいものだ。外に出て自慢したいところだが、裸で歩ける訳ではない、ジムでは勿論タンクトップになってマッチョ振りを見せびらかすだろうが、ジムの他に、自慢する場所がないのが残念だ。マッチョになって、何か私に起こるのかといえば、答えに困る。爺に、女の子が、寄って来るものでもないだろう。コマーシャルで、老人の顔から下が、マッチョな体で映るものがあったが、アンバランスで、逆に引かれるだろう。

それに、いったんマッチョな身体になっても、その身体を維持するのに、途方もない栄養を取らないといけないし、筋トレもハードに続けないと維持できない。一時間なら、マッチョな身体になる夢を実現したいが、ずっと維持するのは、やはり難しいようだ。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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