12月23日(日) 『クリスマスプレゼントにはマッチョな体をください』

12月23日(日) 『体調不良で筋トレ休止』

(67歳。クリスマスプレゼントには何が欲しい?)

クリスマスプレゼントに、何が欲しいと、聞かれたら、世代により答えはきっと違ってくるだろう。子供の頃は、おもちゃ等、具体的な物が欲しいと言うだろうし、20代なら彼女か車、三十代になると、住宅と答えるかもしれない。年齢が高くなり、60歳を越えた人なら、普通に健康と答え、もう少し上の世代なら長寿と答えるだろう。子供の頃や青年期は、具体的な物が欲しいと答えるだろうが、年齢が高くなると、答えが漠然としたことになってくるから不思議だ。

私は、クリスマスに何かプレゼントするので、何がいい?と聞かれたら、即座に「マッチョな体」、と答える。魔法の世界ではないので、勿論笑いながら、半ば冗談で、その場を盛り上げて終わるだろうが、実は本音なのである。

自分がマッチョな身体になる事は、少年の時からの夢で、アナウンサーになって、忙しさにかまけて定期的にジムに通えなかったので、夢は挫折してしまった。青春の蹉跌である。定年後、遅まきに65歳からジム通いを本格的に始め、週に6日はジムに通っている。67歳になった今でも、筋トレを続け、マッチョな身体を追い求めているからだ。

もし、たちどころにマッチョになるサプリメントをプレゼントしてくれたら、すぐに飲んで、効果を期待するだろう。飲んだ瞬間に、見る見るうちに体がでかくなり、着ているものが破れ、その下からマッチョな腕や、胸、脚が顔を出したら、凄いだろうなと、笑ってしまう。色んな角度からポージング写真を取り、フリーポージングの一つ位は、録画したいものだ。

でも、マッチョな身体になったからといって、どうなるのだろう。裸で歩ける訳ではない、ジムでは勿論タンクトップになってマッチョ振りを見せびらかすだろう。でもジムの他に、自慢する場所がない。温泉にも行きたいが、目立ちすぎる。

マッチョになって、何か私に起こるのかといえば、答えに困る。女の子が、寄って来るものでもないだろう。コマーシャルで、老人の顔から下が、マッチョな体で映るものがあったが、アンバランスで、逆に引かれるかもしれない。そんなものだろう。服の下に、俺はマッチョな体を持っていると自己満足するしかないだろう。

それに、いったんマッチョな身体になってもこの身体を維持するのに、途方もない栄養を取らないといけないし、筋トレもハードに続けないと維持できない。一時間なら、マッチョな身体になる夢を実現したいが、ずっと維持するのは、やはり難しいようだ。よって希望は、若いハンサムな顔と、マッチョな身体。あっ、プレゼントしてくれるのは、一つしかないか。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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