12月12日(水) 『お尻は老化のメルクマール』

年齢が進むと、次第に身体が崩れて来ると言われるが、どこから崩れてくるのだろうか。

私は、お尻が一番崩れが目立つところだと思う。尻は筋肉の上に、脂肪がのっているので丸く見えるが、個性で、様々な形がある。尻えくぼがある人もいれば、横に広がっている人もいる。

若いうちはヒップアップされているが、年齢とともに尻の肉が落ちて、垂れケツになる。そのうち、尻の下に一本の線がでてくるようになり、年齢と共に、その皺の線が、次第に増えてくる。そのうち、尻の肉が垂れさがり、弾力がなくなり、仕舞には尻の肉そのものが失せる人もいる。

三年間松山に住んで、毎日、道後温泉に通ったが、そこで見たのは年齢により崩れていく、お尻であった。太っている人はまだいい。尻の形が最後まで残るからである。悲惨な人は、尻の肉がなくなり、骨盤の形が皮膚の上から見えるようになる人いたのである。

ボディビルの世界では、40代までは、尻の肉が筋トレの成果で、若い人と変わらない、丸みや筋肉をつけている人は確かにいる。でも50代に入ると、尻の劣化は、どうする事も出来ない位に襲ってくる。いくら大胸筋や、広背筋が発達していても、尻だけはゆるんで来る。やはり、尻が老化を示すメルクマールなのである。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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