11月17日(土) 『ジム友はいらない?』

これまでゴールドジムでは、知り合いを作らないと言うのが、自分で設けた決まりだった。どうしてかと言うと、私が以前通っていたスポーツクラブは、温浴施設が充実していたので、中高年の会員が多く、知り合いが沢山できすぎて、ジムに筋トレに行くのか、世間話しに行くのか分からないように状態になってしまったからだ。筋トレ途中でも、話しかけられれば応じざるをえず、長時間話をする事も多くなってしまった。自分でもそうした行動をしていたと反省もしたので、時間を無駄にせず、筋トレに集中するために、会員と世間話をしないと決めて、ジムをゴールドジムに変えた経緯があるので、積極的に知り合いや、ジム友を作らないように心掛けていたのである。

ただ今年の東京オープンボディビル大会に出場した事を契機に、ジム内で声をかけられることが多くなり、知り合いが徐々に増えてきてしまった。でも、ゴールドジムの会員は、挨拶はするが、話しを短く切り上げ、お互い筋トレに影響しないように、夫々が配慮し合っている。これはジムのマナーとして素晴らしい事だと思う。この暗黙のルールを、皆承知していて、守っているので、ゴールドジムは、居心地がいいのだ、そう思ったら、筋トレはきっちりとやりながら、少しづつ筋トレ仲間を増やしていこうと考えを変えた。高齢者にとっては、同世代の筋トレ友達が出来るのは、お互い励みになるし、若いトレーニーと話しをするのは、刺激を受けられて、楽しい事と分かって来たのである。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

ニュース, ナレーション, 司会, 歌舞伎, お茶, 俳句, 着物, 元NHKアナウンサー