10月18日(木)『夢はスティーブ・リーブスの胸』

大胸筋は、伊勢龍顕さんに、去年パーソナルトレーニングをお願いした時に、「ほとんど筋肉らしい筋肉はありませんね」と言われ落ち込んだところで、「でも、そこそこ胸はありますね」、と営業トークかもしれないが、多少誉められた部位なので、私も自信を持ったところだ。

胸は、自分の体の正面にあり、鏡に映り、目に見えるので、鍛えた効果が確認しやすい。筋トレ初心者は、どうしても胸中心にトレーニングしてしまう傾向にある様だ。私の経験でも、胸ばかり鍛えたてきたように思う。でも自分では、胸を鍛えてきたと思ってはいたが、ベンチプレスしかやってこなかったので、本格的に大胸筋を鍛えたとは言い難いのを、今は痛感する。

去年の12月から伊勢龍顕さんにパーソナルトレーニングをお願いしているが、指導の中で、「無理に重い重量でベンチプレスをする必要はない」、と言われ驚いた。私のベンチプレスの最高記録は、112,5キロで、50キロ台から徐々に重いバーべルを上げられるように努力して、ようやく100キロの壁を破り、112,5キロまで伸ばしてきたのだ。私としては、高重量を上げる事で、大胸筋がでかくなるものだとばかり思っていたので、伊勢さんの言葉は意外だった。

伊勢コーチの指導は、『軽い重さで大胸筋に効かせること』、を重点に行われた。胸を上部、中央部、下部と分けて鍛えて、更に外側、胸の中央の切れ目の形をよくすることを狙った種目を行ってきた。様々な胸の種目をおこなったが、ベンチプレスは、ほとんどやらなかった。

でどうだったか、今年の一月から、大胸筋を多くの角度から鍛えた事で、お相撲さんの様に、垂れ気味だった胸が、全体的に厚みが出来てきた上で、縦と横にラインがついて、すっきりとした、形のいい胸に変わったのである。トレーニング効果は絶大であった。

欲を言えば、きりがないが、私の理想の胸は、スティーブ・リーブスの様な胸だ。若い方に、スティーブ・リーブスと言ってもWHO?だろうが、ゴールドジム内に飾られた過去のトップビルダーの写真の中に、彼の写真は、大抵一枚はあるはずだ。ギリシャ彫刻のように横に伸びた大胸筋で、決してデコラティブではなく、水泳選手の様に体に張り付いたような分厚い胸だ。日本人と西洋人では、筋肉の付き方の個性がまるで違うので、私には難しいかもしれないが、少しでもスティーブ・リーブスの胸に近づきたいと思うのである。


『スティーブ・リーブスって誰?』

スティーブ・リーブスは、1940年代後半から1950年代初めにかけて活躍したアメリカのボディビルダーで、1950年のミスターユニバースで優勝した前後に映画界に入り、アメリカでは端役しかつかず活躍できなかったが、1950年代末にイタリアに渡り、50年代末から60年代にかけて、ヘラクレス物と言う、史劇アクション映画で主演し、人気者になった。この史劇アクション映画は、ソード&サンダルと呼ばれている。ボディビル出身の初の映画スターであり、アーノルド・シュワルツネガーの先輩格にあたる人だ。

彼は、ハンサムな顔と、均整の取れた美しい身体で、映画スターとなったが、彼の出現で、ボディビルに人気が集まり、ボディビルブームの火付け役になった人でもある。私も子供の頃、叔父達によく映画館に連れて行かれて、スティーブ・リーブス主演のヘラクレス映画を見たものだ。叔父たちは、鉄のバーにコンクリートで作ったプレートを付けてトレーニングしていた。

スティーブ・リーブスは、大胸筋が横に広がり、広背筋が拡がり、腹が絞られていて、逆三角形の身体は、見事と言うしかなかった。こんな身体になりたいと、子供心に憧れたものだ。今でも、ゴールドジムには、スティーブ・リーブスの写真が貼ってあり、懐かしく感じ、再び憧れてもいるのである。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

ニュース, ナレーション, 司会, 歌舞伎, お茶, 俳句, 着物, 元NHKアナウンサー