2021.12

令和3年12月25日(土)「歌舞伎座1部、新版、伊達の十役」

伊達の十役を再見した。先代猿之助、現猿翁の当たり芸だが、タイトルに新版とついていて、現猿之助が、新たに作った作品となっている。猿之助が、十役を早変わりで演じるのが、売りである。序幕の足利家奥殿の場、同床下の場が、ほぼこれまで通りだった。猿之助の早変わりは、すでに余裕があり、ゆっ...

令和3年12月10日(金)「国立劇場、文楽、仮名手本忠臣蔵」

国立劇場に向かい、文楽、仮名手本忠臣蔵を見る。今回は、桃井館本蔵松切りの段、下馬先進物の段、殿中刃傷の段、塩谷判官切腹の段、城明け渡しの段、道行旅路の嫁入り。歌舞伎と比べて、下馬先進物の段はあっさり、殿中刃傷の段は、歌舞伎は、相当脚色されているが、ここは鮒侍で、判官が切れる。この...

令和3年12月9日(木)「歌舞伎座1部、猿之助の新版伊達の十役」

歌舞伎座の一部、新版伊達の十役を見る。終演後、周りの人は、面白かったねと、言い合って居た。先代猿之助で2回、海老蔵、幸四郎でも見たが、20年以上前に見た、先代猿之助の舞台が蘇ってきて、わくわくしながら見た。猿之助と、幸四郎、海老蔵との一番の違いは、何か、それは、一に役者が舞台を面...

令和3年12月7日(火)「国立劇場文楽公演、野崎村」

国立劇場小劇場の文楽公演を見る。第53回文楽鑑賞教室、新版歌祭文、野崎村の段。歌舞伎と人形浄瑠璃の違いは、どこにあるかと言うと、歌舞伎では、お染が訪ねてきたことに、久作が気が付いて、無理やりお光を、奥の部屋の連れて行くが、文楽では、お染が来て居る事に、久作が気が付かず、連れて行く...

令和3年12月02日(木)「歌舞伎座2部、男女道成寺、じいさんばあさん、3部、吉野山、信濃路紅葉鬼揃」

歌舞伎座二部と三部を見る。吉右衛門が亡くなったのが伝えられたのは、昨日の夕方で、ショックを持ちながらの観劇であった。二部は、男女道成寺、じいさんばあさん。娘道成寺の書き換え作品の一つ、男と女が道成寺を踊るという趣向である。勘九郎と尾上右近、勘九郎が女形、右近が立役で行われた。右近...