2021.09

令和3年9月16日(木)『歌舞伎座3部、四谷怪談を再見』

仁左衛門の伊右衛門、玉三郎のお岩での四谷怪談である。歌舞伎ファン必見、今後みられるかどうか分からないから尚更見なければならない舞台だ。2回目の拝見だが、今日も怖かった。玉三郎の演技が、舞台を支配していて、武家の娘のお岩が、育ちの矜持を、決して失うことなく、亭主の聟、伊右衛門に暴力...

令和3年9月10日(金)『歌舞伎9月公演、1部お江戸みやげ、須磨の写し絵。2部近江源氏先陣館の盛綱陣屋、女伊達』

昨日に続き、今日は、歌舞伎座の一部、二部を続けて観た。 一部が、お江戸みやげ、須磨の写し絵の二本立て。お江戸みやげは、茨城県の織物、結城紬の産地から、自分で織った反物を江戸に売りに来た行商のおばさん、いやおばあさん二人の物語である。先代の芝翫と富十郎で3回、近くでは、時蔵と又五郎...

令和3年9月9日(木)『文楽デー一部、寿式三番叟、双喋々曲輪日記。二部、丗三間堂棟由来、日高川入相花王。三部、伊賀越道中双六』

今日は、一部から三部まで、10時45分から8時近くまで国立劇場小劇場で文楽を見た。 一部、寿式三番叟は、三番叟の人形の踊りに感服した。上半身下半身の動き、手足の動きが、踊りとして完成されていて、素晴らしかった。ゆったりと舞うのは、それなりに動きも想像できるが、激しいスピードの...

令和3年9月3日(金)『歌舞伎座三部、四谷怪談』

今まで見た四谷怪談で一番恐ろしい四谷怪談だった。お岩役の玉三郎の演技力の賜物だ。ぞっとするほど怖いお岩で、単に外見が怖いのではなく、自分に対する伊右衛門の仕打ち、更には伊藤家の陰謀によって醜い顔にされてしまった恨みが、一体となって、自分に対する仕打ちの惨酷さに対する、心の変化が、...