2月13日(木)『ベトナムでも筋肉会話ができた』
2月5日から12日まで、べトナムのフーコック島に滞在した。5年前、同じベトナムのニャチャンに旅行にいったが、フーコックは初めてである。
旅先に着くと、ホテルの近くに、新型のマシンを備えた大型のジムがあり、一か月契約をした。一週間の契約がなく、料金は一カ月で、2500円だった。ゴールドジムの一日料金より安い価格だった。場所も割と近くて、ホテルから歩いて15分の所にあり、早朝と夕方、二度ジムに行く日が三日もあった。日本の学校の体育館ほどの大きさがあり、ベトナム製のマシンが所狭しと置かれていたが、ロッカールームやエアコンはなく、窓は、縦サッシはあるが、ガラスは入っていなくて、風が通り過ぎていく。蚊が多くて随分刺されてしまった。シャワーもトイレの中に一台あったが、通っている間に、使う人は見なかた。ジムに来る人は、バイクできて、トレーニングの後は、そのまま帰るのが普通の光景だった。客は、ベトナムの現地人と、主に観光客のロシア人が混在していた。
初日、筋トレしていると、西洋人が近づくと、「ナイス チェスト」、と話しかけてきた。いきなり初対面で誉めるのかなと思ったが、マッチョな外人から、こういわれて嬉しくないはずはない。ありがとうと答えた。彼は、ベトナム人か?と聞くので、ジャパニーズと答えた。あなたはどこの国の人と聞くと、イングランドと答え、ホリデーでこの島に滞在していると答えた。見知らぬ土地で、筋肉を通して簡単な会話だが、話ができるのは、なかなか楽しい。
翌日は、ジムのトレーナーをしている現地人の二人とあいさつを交わした。トレーニングを終わり、帰ろうとすると、二人が近づいてきて、三角筋がいいね、と話しかけてきた。これを受けて、私は、調子に乗り、三角筋を絞ったポーズをしたり、上腕二頭筋を盛り上げて固めると、おおっ、と言いながら触ってきた。さらに、年齢はいくつ?と聞いてきたので、68歳と答えると、ええっつと、驚かれて、信じられない、若すぎる、と応じてくれた。異国の地で、筋肉自慢ができるとは思わなかったので、ちょっと鼻高である。
見知らぬ土地のジムで、突然声をかけられ、短いが会話ができるのは、嬉しいことだ。こちらがよぼよぼの爺いでなく、それなりに筋トレして、体ができているので、声をかけてくれたのだと思う。筋肉会話は日本だけでなく、外国でもできるのが楽しかった。
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