6月17日(月)『自分の身体を自分の気に入るように変える喜び』

ボディビル大会やフィジーク大会で、筋トレで作り上げた自慢の身体をアピールしている青年を見る度、羨ましいなと何度思った事だろう。高齢者は筋トレをしても、マッチョな体を作る事は出来ないだろう、時を完全に逸してしまったと思っていた。

65歳で定年後、自由な時間が大量に増えて、これまでやりたかった筋トレを思い切り出来るようになった。筋肉を適度に鍛えた事で、体中に筋肉が付き、更に減量をした事で、なんとボディビル大会に出場してしまった。

65歳で本格的にボディビルを始めて3年経つが、最近嬉しく思う事は、自分の身体を、自分の気に入った身体に変えていけたと言う事だ。正直言って半信半疑だったが、私の実際の経験で、ここに筋肉を付けたいと思えば、トレーニング種目を選び,時間をかけて、繰り返し行う事で、狙い通りの筋肉が付くし、カットを出そうと思えば、カットが出る種目を選んでトレーニングすれば、カットが可能だと言う事を自分の身体を使って実証できた事だ。

去年初めてボディビル大会に出場して、他の選手に比べて、カットの無さと筋肉の形の悪さを痛感したので、この一年は、パーソナルトレーナーの伊勢さんの指導もあり、カット重視のトレーニングを行ってきた。

去年の五月から今年の五月の大会までの凡そ一年間、脚は、スクワットはやらず、レッグエクステンション、レッグカール、アダクター、アブダクター、レッグプレスと、総じてカットを出すトレーニングを続けた。大胸筋も、元々大きかったが、お相撲さんの胸の様にぼてっとしていて形が悪かったので、フライ、ケーブルチェスト、インクラインチェストを繰り返し、胸の形をよくすることに努めた。

ボディビルの大会出場に向けて、去年の11月から今年5月初めにかけて、体重を66キロから55キロに減量したので、体を覆っていた脂肪が取れて、リアルな筋肉が姿を見せてきた。自分の身体を鏡に映して見ると、筋肉で武装した身体がそこにあり、全体的に、マッチョになったと感じた。大胸筋が厚みを増し、胸の谷間が深くなり、大胸筋の形がくっきりとしている。この一年、目標にしてきた大胸筋を手に入れたと思った。大胸筋の後ろには広背筋が広がり、逆三角形の上半身のラインが見えている。筋肉のカットも進み、特に脚の縫工筋を常に現す事が出来るようになって、脚のカット重視のトレーニングも成果を得た。

努力目標を作り、狙いを持って筋トレし、自分の思い通りの身体に作り上げられたのは、大きな喜びだったし、まったくもって筋トレのお蔭だと感謝するしかない。

筋肉を自分の好きな形にする楽しさは味わってしまうと、筋トレは止められない。来年の大会目指して、一応の目標を考えたが、肩をより大きくして丸みをもたせ、腕は前から見た時に太く見えるようにし、脚の外側の筋肉を付け、太く見せたいと思う。欲をいえば、下腹の脂肪を取り除いて、完全なシックスパックを目指したい。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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