5月20日(月)『歳を取っても本気で神輿を担ぎたい』

町内神輿は、あくまで町会の地域に住んでいる人が担ぐもので、出来るだけ町会の方に担いでもらい、担ぎ手が少ない場合には、後ろ側を担いで、協力する事にしている。あくまで私達神輿の同好会は、神輿の運行のお手伝いをするという役割を認識して、神輿を担いでいるのである。

御神輿は、若い人が担ぐイメージがあるが、実は、お年寄りもたくさん担いでいる。本気モードで肩を入れて担いでいる人がいる反面、神輿棒にとっついても、肩が棒から離れていて、担ぐのではなく、担いだ振りをしていたり、中には逆にぶら下がる人も多い。私も状況を確認して、同じ棒に年寄が多いと、力がまとまらず、御神輿が自分の肩だけに重くのしかかるので、次第に敬遠するようになった。

私は67歳になるが、御神輿を担ぐ以上、本気で担ぎたいし、間違っても棒にぶら下がるような醜態は見せたくない。67歳と言えば、前期高齢者、何もしなければ老化がどんどん進んで行く年令だ。そこで持久力は無理としても、瞬発力、爆発力では若い人に負けないパワーを持ちたいと始めたのが、筋トレである。お蔭様で、今では、ベンチプレスで100キロ、スクワットは140キロと、若者に負けない位のパワーもあり、長時間担ぐのはさすがに難しいが、短時間なら互角に担げるようになり、筋トレの効用を、痛切に感じている次第である。 

更に、去年の11月から今年の5月始めまでに、10キロ以上減量したお蔭で、御神輿を担いでいて、身体がとても軽く感じた。大袈裟だが、400㏄のバイクに、ハーレーの1400㏄のエンジンを載せた気分がした。

鈴木桂一郎アナウンス事務所

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