令和3年12月10日(金)「国立劇場、文楽、仮名手本忠臣蔵」
国立劇場に向かい、文楽、仮名手本忠臣蔵を見る。今回は、桃井館本蔵松切りの段、下馬先進物の段、殿中刃傷の段、塩谷判官切腹の段、城明け渡しの段、道行旅路の嫁入り。
歌舞伎と比べて、下馬先進物の段はあっさり、殿中刃傷の段は、歌舞伎は、相当脚色されているが、ここは鮒侍で、判官が切れる。この位の事で、殿様が切れて刃傷に及んでは、家臣は怒るだろう。切腹の段は、歌舞伎と同じだが、形見、カタキと二度繰り返すが、文楽では、一度しか言わなかた。城明け渡しは、歌舞伎だと、段々門が後ろに引かれるが、文楽では、後ろの幕が、真ん中から振り下ろされて、小さな門の絵に変わるだけ。提灯の、お家の紋を切り抜いて、しまうところは、歌舞伎にはなかったと思う。道行旅路の嫁入りは、5丁5枚の大人数で、華やかに終わる。人形の踊りは、見事であった。
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