令和3年12月7日(火)「国立劇場文楽公演、野崎村」
国立劇場小劇場の文楽公演を見る。第53回文楽鑑賞教室、新版歌祭文、野崎村の段。歌舞伎と人形浄瑠璃の違いは、どこにあるかと言うと、歌舞伎では、お染が訪ねてきたことに、久作が気が付いて、無理やりお光を、奥の部屋の連れて行くが、文楽では、お染が来て居る事に、久作が気が付かず、連れて行くことが違った。いつ、母おかつが、家に訪ねてくるかだが、お染が出てくる時に、駕籠から出て、お光が尼になったところで、玄関まで行くところがわかった。お染と、久松が別れ別れになるところでは、船頭が、汗で濡れた体を、手ぬぐいで拭いところが、歌舞伎とは違った。今回の公演は、船で大阪に帰るお染と母、駕籠に載る久松が、二方向に分かれるところは、演じられなかったし、家の裏に回り、別れを告げるところはなかった。
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